鹿追町でチョウザメ!

鹿追町の道の駅で悠々と泳ぐチョウザメ発見!

2017年3月3日(金)は鹿追町文化連盟さんに文化講演会講師としてお招きいただきました。

午後1時からの開場に向けて、午前中に到着した我々はちょっと一休みと会場の鹿追町民ホール近くの道の駅鹿追へ。

この道の駅の入り口には大きな水槽がありましてその中にはなんと揚々と泳ぐたくさんのチョウザメが!体長は約30cm程でそれほど大きくは無いのですが、これがあのキャビアのチョウザメか!と初めて見る姿に感動も一入!

 

しかし、何故に鹿追町にチョウザメが?

 

文化講演開演前の打ち合わせでお会いした文化連盟理事の兒山さんから、町民ホール向かいの手打ちそば処大雪さんでおいしいお蕎麦をいただきながらお話しを伺ったところ、あのチョウザメたちはバイオガス発電の余熱でできるお湯を使って養殖しておられるとの事でした。

右におられるのが鹿追文化連盟理事の兒山さん。左におられるのはそば処大雪の店長さん。とても美味しい手打ち蕎麦ありがとうございました!



鹿追町環境保全センターでバイオガス発電

酪農業が盛んでたくさんの牛などの家畜がいる鹿追町では鹿追町環境保全センターにバイオガスプラントがあって、家畜ふん尿や家庭から出る生ごみを発酵させ高品質有機物肥料を生産して畑作農家に還元するとともに、発酵する際に出るメタンガスを利用して発電を行っているそうです。その発電量は一日約4,500kWh/日、一般家庭450戸分の電気使用量に相当するというもの。鹿追町では、この電力をバイオガスプラントの稼働発電に利用するほか平均で約半分を北海道電力に売却して収益を得ているといいますからうらやましい限りですね。

 

そしてチョウザメ!バイオガス発電では、発電に際して発電機本体の温度が上昇し余剰熱が発生します。鹿追町ではこの余剰熱を70度のお湯として100t貯蔵できる「蓄熱槽」に貯め、貯蔵されたお湯をチョウザメ養殖やさつまいも貯蔵設備、マンゴー栽培ハウスといった余剰熱利用施設へと分配し、さらなる町の名産物の育成に役立てて」いるのでした!なんと夢のあるお話しなんでしょう!町のメイン産業である酪農業から発生するふん尿を単に廃棄物にするのでは無く有効に利用し尽くすゼロエミッションサイクルをさらなる夢へと繋げるの素晴らしさ!まさにあっぱれな鹿追町さんです!



チョウザメは鹿追町で食べることが出来ます

そして我々は、この晩、文化講演会終了後の懇親会の二次会で、このチョウザメを頂く事ができました!

鹿追町ではこのチョウザメを町の特産として将来大々的に売り出す計画で、既に町の飲食店で取り扱われているそうです。ただし、チョウザメ料理は下ごしらえに大変な時間がかかるので、通常は予約制とのこと。この日、いただけたのはとても幸運なことでした。

チョウザメの皮引き、しゃぶしゃぶ、お刺身、軟骨揚げ、握り寿司、天ぷら!人生初めてチョウザメ食べてフルコース!キャビアはもう少し後二年したら食べられるとのこと絶対食べに来ますともって思うくらいチョウザメの身は美味しいものなのでした!

ちなみこのお店の名は「お食事処 びっくり寿司」。

ほんとびっくりなお店なのでした。